ジャパンカップ愛知大会行けなかった。。。
さて、今日の話題はサスペンション。
立体セクションが多数設置されるようになった昨今のコース、ジャンプ対策はレーサー共通の悩みかと。
以前私のブロッケンがギロチンダンパーでいい感じに着地を決めてくれていましたが、ボディへの負担やSFMの強度不足から戦線離脱。
新たに手にしたMAですが、ジャンプ対策に悩んでいた今日この頃。
意を決してサスペンションMA制作に至りました。
とりあえずひとまずの完成系がこちら。
仮段階なので固定の仕方がアバウトですが、ひとまずフロントのみ挑戦。
まずはシャーシの加工。
以下の部分を削りました。
・カウンターギヤシャフトが入る場所の両端の壁
・スパーギヤ周辺
・ギヤカバーのロック箇所下(フロント側ターミナル辺りの壁)
・ホイールシャフト周り
・ベアリング受け周り
また、ボールリンクを立てるためにシャーシ底面からビスを通してあります。
次に、可動ユニットを作ります。
今回使用したのは「スーパーXシャーシ FRPマルチ強化プレート」
他のプレートでもできます。
重要なのは、カウンターギヤとスパーギヤを適切に配置できる箇所に穴が空いていること。
中央3つの穴、中央付近でピョコっと伸びている部分は不要です。ガシガシ削ります。
FRPプレートを加工する際は、削りカスが目や肺に入らないように防塵メガネ、マスクをつけましょう。
FRPにはガラス繊維が含まれているらしく、目に入れば眼球が傷つき、肺に入れば病気の原因になります。
カーボン、アルミでも同様にメガネとマスクを装備しましょう。
花粉症対策グッズがオススメです。
中央の5連穴からやや離れた所にある穴にベアリングを取り付けます。
そのためにMSシャーシからベアリング受けを奪いました。
キット付属のプラ製軸受けで位置決めをして、瞬間接着剤で固定します。
この時プラ製軸受けが一緒にくっつかないように注意です。
乾いたら620ベアリングを取り付けて完成。
これを2つ、左右対称になるように作ります。
次はカウンターギヤのシャフトを取り替えます。
使用するのはモーターピン。モーターをバラして取り出します。
そのままでは長いので、適切な長さに切断します。
私は自転車用のワイヤーカッターを使って切りました。
やたら硬いので気をつけてください。切った瞬間破片が飛んだりして危ないです。
適切な長さとは、こんな感じです。
シャーシの加工でギヤシャフト受けの両端の壁を切除しましたが、そこにスッポリはまるぐらいです。
適切な長さに切り取ったら、520ベアリングを圧入します。
硬くて入らなさそうですが、意外と入ります。
適切な位置まで押し込むことで、カウンターギヤの位置を固定する効果もあります。
次はアームを作ります。
FRPワイドプレートセットに付属するプラローラーに横から穴を開け、次にローラー軸受けを差し込みます。
開けた穴にビスをねじ込み、瞬間接着剤で固定します。
最後にビスを適切な長さに切るのですが、調整が必要な箇所なので後でやった方がいいでしょう。
とりあえずヘッドだけ切り落とします。
次にギヤカバーを加工します。
スパーギヤを覆う部分を切除。そしてロック用のツメも大胆に切ります。下に伸びているフックも遠慮なく。
ツメを切り落として固定は大丈夫?と心配になるかもしれませんがご安心を。
バッテリーホルダーがピッチリはまって固定してくれます。
さて、ひとまずユニットを組んでみます。
スパーギヤはローラー軸受けと小ワッシャーで位置出し。前方内側はとりあえず計21mm分のスペーサーを挟んでいます。
ちなみに現時点ではミニ四PRO用モーターのモーターピンを使っています。後々ビスに変更する予定。
アーム横のスペーサーはシャーシ加工の際取り付けたボールリンクの位置によって厚みが変わります。
さて、それではシャーシに乗せてみましょう。
バッテリーホルダー中央の突起物の横の絶妙なスペースにFRPが収まります。
この段階で動かなければFRPがどこかで干渉しています。上手に削ってあげてください。
さて、いよいよ動作の要、スプリングを装着します。
メタル軸受けとソフトスプリングをアームにねじ込んだビスに通します。
更にボールリンクのアームを差し込みます。
事前にピンバイスで穴を深く広く加工しておきます。ビスがスカスカ入る程度に広げましょう。
深さは割と深めに。深すぎてもアームのビスの長さで調整できます。
ボールリンクのアームをはめたらできあがり。
押すとこんな感じです。ちゃんと動きます。
モーターを回転させながらアームを持ち上げても音の変化はなし。いい感じ
以上、MAフロントサスペンションでした。
まだ通常の状態より抵抗が発生しているので、今後はその辺の対策をしていこうと思います。